仲間由紀恵主演の「アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子」

仲間由紀恵が三流週刊誌の事件記者に扮して、怪事件に挑んでいくミステリードラマである。事件記者に扮して怪事件に挑む、と聞くといかにもかっこいい洗練された頭脳明晰な女性記者、を想像してしまうが、この記者は、一流雑誌社を記事を改竄した上司と衝突して解雇になった、不器用で身なりも歩き方もかまわぬしかも気に食わない人間の名前を手帳につけておくという暗くてしつこい性格なのである。
でも、彼女の大きな特徴は、どんな時も、自分が心の底で感じ取ったものにそって突き進む、計算やずるさのない山の奥から流れ来る水のようなシンプルな真っ直ぐさ、なのである。


自分の感じるものに常にシンプルなものが持つ、おかしみをほとばしらせて、鳴海遼子は事件と怪しい人間に向かうのである。
思えばこういう役は仲間由紀恵をおいて演じるものが他にいるだろうか。他をよせつけない美貌を持ちながらこの純朴さを自然に感じさせる仲間さんはすごい。これから金曜日が楽しみだ。


アンタッチャブル番外編
鳴海遼子のライバル的な存在に一流誌の記者がいて、この記者を要潤が演じている。要潤は爽やかさと陰りを厚みをもってそなえていていいポジションでこれからがやっぱり楽しみなんだけど、余談だけど実は我が家の次男は要潤に似ている。・・・と、私は思っているのだが、でも、要潤は現代の芸能界を代表する美形・イケメンと思うのだが、息子をそのように思ったことはない。目鼻立ちが似ていても、バランス次第でこうも違うか、というところかな。