酒井法子さんの保釈金

本当の事情はわからないことなので、関係のないものが軽軽しく触れていいことではないのだが、気になってならないので書いておくことにした。


今日の昼か夕方のニュースで、酒井さんの保釈金が支払われればすぐに外に出られる、というようなことが報道されていた。そしてそれにともなって、酒井さんが所属していた事務所の社長の談話が映像とともに流れた。
「解雇をした人間でもう会社とは関係ないから保釈金をうちで支払うことは考えていない」という意味のことを言っておられた。
気になって仕方がないのは、この社長の話である。
解雇をすれば社員ではないわけだし、確かに保釈金を出す筋合いはないと言うならそうだろうが、また甘やかしてはいけないという理由もあったのかも知れないが、私は、『甘やかすことと必要な時に手を差し伸べることは違う、この場合、保釈金を出して救ってあげられないのか・・・』と思い、なおかつ私の偏見かもしれないが、『この社長は、世間、社会に対して保身をはかっている』と感じてなんともむごいことだと思った。


人生というものは、どんなに真剣に生き何の悪気をもたなくても、歯車がいったん狂いだすとどうすることもできなくなることがある。それが犯罪という形に出ると、全く関係のないものまで責め立てる。悪いことは悪いと言うのはまっとうではあろうと思うが、そうしたまっとうさと質の違うバッシングが当たり前になってしまっている社会になっているのではないだろうか。


報道によると、酒井さんは、「今後は夫とこどもと三人で静かに暮らしたい」と言っておられるという。そうなられるようかげながら祈りたい。