夫の近況などなど

パソコンはもっぱらワープロとたまのメールのみの利用である。できれば新しいものに替えてインターネットやホームページ更新を自由に楽しみたいと思っていたのだが、逆立ちしても予算がとれそうもないし、諦めもあって、『ま、ワープロとメール送受信ができりゃいいか』と思うようになった。そこで不安定ながらブログもぼとぼと続けようかと10日ぶりに開いた。

■まずは夫の最近の様子
週に三日のショートスティを嫌がるようになった。多分このままショートスティはいかないことになるだろう。でも、『ま、これでもいいや』である。
今日は胃ろうを取り替えに病院に。まだガーゼに血液が滲んでいる。そのための緊張があるのだろうか、今夜は就床後たんがやたらからんで寝苦しそうだ。夜になると涼しくなるので、薄手の毛布をかけていたら汗びっしょり。身体をふいてパジャマを着替えたらさっぱりしたのか眠りにはいったようだ。たんがからむのもおさまっている。

■8月1日に更新になった後期高齢者保険
これまで一部負担金が3割だったのが1割になっていた。それで毎回薬とエンシュアの代金が1万数千円かかっていたのが三分の一になって『ヒョヒョヒョ♪』。それにしても、夫が脳梗塞になって以降、基本収入額が圧倒的にないなか、高額な医療費と介護サービス費用をよく払い続けてきたもんだ。

■こうしたカコクな生活のなか、また生まれたばかりの子猫4匹をおいていかれた
一匹はなにかにやられたのか背中に傷を負っていて、家に連れ帰ったその夜に息をひきとった。瀕死の状態であっても抱き上げるとゴロゴロとのどをならし、ミルクを口に少しづついれるとわずかながら飲んで「ミ〜ン」と応えてくれる。これがいかにも「ママ〜、やっときてくれたね」と言ったように思えてこらえようもなく涙が出てくる。こんな幼い子をこれまで何匹看取っただろう。

10日経ち、3匹の子猫は目が開き歯がはえ、私のひざをとりっこする。今プリンターが使用不可になっているので写真をアップできないのが残念だ。

■痩せこけた薄茶の猫
森に痩せこけた薄い茶色の猫をみかけるようになった。痩せた状態を、骨と皮のような、と言うがまさにその痩せ方。捨てられて彷徨い、やっと私のいる森に辿り着いたに違いない。「よく来たね〜、がんばったね〜」と声をかけながらカリカリフードに缶詰をのせる。「フンガー、フンガー」と声を搾り出しながら食べる。胸が痛くなり熱くなる。

どうか、捨てないでやってくだされ。

■選挙戦
自民党の議員に、「何をいまさらかっこつけとるか、フフン」とせせら笑い、民主党の議員に、「きみたちにできるのかィ？」と皮相なまなざしを注いでしまうが、そうした態度をあらためて熱意をもって投票に行こう・・・とは思っている。

■ドラマ「相棒」
ここのところ午後に相棒の放送がよくある。夫と観て、終わると車椅子の夫と散歩。田んぼ道を1時間半ぐらい歩く。途中、車のこない道路で歩く練習もする。稲の緑と風が実に爽やか。気がむくと歌をうたうこともある。童謡とかアニメ主題歌である。

■呉越同舟
近頃我が家の猫になったミルクとバンタは顔を合わせるとうなりあう。「んるせーっ！」と思わず口汚く怒鳴り散らすほどうるさい。バンタは森の猫のニャンタともうなりあう仲だ。
この3匹の姿がみえなくなって心配していたら、そろって二階にいた。ニャンタはもともと猫の寝床として作ってあるテーブルの下に。バンタは洋服ダンスの上。ミルクは今は使っていない机の下で。こういうの、呉越同舟っていうのかしらん。

■携帯電話
携帯電話の使用料金を滞納して使えなくなった。ドコモのショップに支払いに行った。応対してくれた男性の店員さんが、「この電話は大分前のもので、基本料金が高いでしょ。今別のに替えたら、毎月980円で済みますよ。しかも明日から無料で
替えられますよ」と親切に言われた。
明日になって夫をともなってまたドコモに行った。受付にそのことを話したら、窓口にいた女性のところに案内された。その女性は、無料で取り替えたい私の魂胆が気に入らない風であった。態度や目つきが、「キニクワネー、クワネー」と言ってるのだった。そこで困ったが、ポンと三万円以上のその携帯を購入する力がないので耐えた。

だけど、無料の携帯は、気持ちよくさっぱりと無料になるのではなく、いくつかのオプションをつけることやカードを申し込む義務がついていた。めんどくさかったし、カードは作りたくなかったので、「じゃもう結構です」と返そうと思ったのだが、すでに登録のようなことがされて返却はできず、結局無料の携帯電話をもらった。
これにはまだオチがついて、カードは申し込まなくてよくなったのだった。理由は、前日に支払った滞納があったからだった。「滞納された方はカードの申し込みはできないのです」ということだった。
だから私は気がすすまなかったカードを申しこまないまま無料の携帯を手にしたわけだ。・・・小心な私は気がとがめてならず、今も新しい携帯を気持ちよく使うことができず、『買えるようになったら別の携帯に今度はお金を払って買い替えよう』と思っている。

それにしても、この日はどおおおおっと疲れた一日だった。