北京オリンピック 女子マラソン

競技を見ようと、用事を済ませてくつろいでテレビの前に座わり、はじまったマラソンに見入っていたはずだったのに、ふと気がついたら、鳥の巣競技場のトラックが映っていて、なんだか覇気のないアナウンサーの声が。
眠り込んでいたんだ。まただよ、いくら疲れているからってこのザマはないでしょ。ブツブツ。


・・・と、やがて十何位かで中村選手がトラックに入ってきた。『日本選手は先頭争いから脱落したのか・・・』とやっと事態がのみこめた。そして土佐選手が入ってくるのを今か今かと待っていたが来ない。アナンウンサーも何も云わない。『土佐さんが遅れたから、こんなに無視して冷たいなぁ・・・』と思った。


ところが、後で、土佐さんが足をどうかされて、号泣しながら誰かに抱きかかえられて救急車に乗る姿を見た。抱きかかえている人も、顔を歪めてそれはもお辛そうである。
土佐さんが足をどうされたのかわからないが、足の痛みより、責任感が破裂しそうになっての号泣だったのだろう。ここで私などが小賢しいことを言えるもんじゃない。


それにしても、野口さんも出場辞退を宣言された日より、もっと苦しまれているだろうな。自分が出場できなかったことへの・・・。そして、選手の健康や調子を管理する立場のトレーナーの方の辛さはいかばかりだろう。


この世に、社会人として生きている限り、何をやっても、結果への責任は生じる。その多くは、特に意識しないで流れていくものだろうが、並外れた能力を持った人々というのは、結果の責任から逃れられない。
それに対して、同情をするのは本当に失礼なことだ。
ただ、かげながら、この方たちが立ち直られて次の相応しいステージで活躍されるようになることを祈りたい。

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ウーム・・・・・。
実は私かつ我が家は今、とても苦しく辛い事態に襲われている。
私かつ我が家の場合は、無知無能非才に生きてきた結果である。でも唯々諾々と悲惨にまかせているわけにはいかない。虫には虫だからこその”楽天”というステージがある。・・・ナンチャッテ。これまでこうだったから、それの結果に今苦しんでいるわけだけど、今更、どう生きていいかわからないし・・・ま、いいか。