寒波が再び来るという

寒波で宇都宮−6度になるというニュースが気になって眠れない。部屋の温度はそれほど低くないのに、私は寒さを怖れている。


自分が寒いことを怖れているわけではない。ただ・・・福島の寒さが恐ろしいのだ。飢餓に苦しむ動物たちに寒波の襲来はどれほど辛かろう。毛布でくるんでくれる人の手はおろか、寒気をしのぐ場所もない犬や猫たち。どれほど寒かろう。寂しかろう。


人間の誰も耐えられない苦しみに罪なき無垢の命も心もあるものをおとして、私たち人間は何を得ようというのか。


こんなむごたらしく悲しい国に生きていく意味がどこにあるだろう。

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くだらぬこと書いてますますボロボロになっていく自分にうんざりして、本棚にしがみつくようにして本をいくつか取り出した。
松本清張の本があり、「そうだ、しばらく清張文学にひたろう」と決める。