昨日の「日本テレビ アナザースカイより」・・・フランスではバランスは求められないんです。

元TBSアナウンサーの雨宮塔子さんの言葉。個人個人が突出したものを持っていれば、生きられるのだと。

日本、特に地方では、地域の人たちの常識観から外れていると、やることなさぬこと、言うこと言わぬことことごとく悪く決めつけられる。・・・これがそこの人たちにとって最重要なバランス感覚なのである。そこの中に何疑うことなく生きる人は、それが宗教家であろうと政治家であろうと、しばしばいじめの側になっており、それどころか、影響力がある分、いじめの最先端をいく人になっている。村や地域に限らず、グループや会などにも同じことがいえる。もちろん全てがというわけではないが。

こうした村社会が、”個人”に目覚めれば、自殺をする人も人殺しも半分に減るだろう。まちがいない。
でも、どんなに社会が近代化しようと、こうした村社会は個のバランスを嫌いつづけ、よって自殺する人も人殺しもより増えていくだろう。
・・・と言うと、「自殺や人殺しを社会のせいだというのか、自殺も人殺しも社会のせいではなく、その人間個人の問題だ」と怒る人は多いが、それはその人が、当事者の痛みを思い遣れない、どんな時も自分を中心にしか物事を考えられない、井の中のノホホン蛙さんだからだ。まちがいない。