NHKスペシャル”テロリスト”と呼ばれた男

この記事は9月13日に書いたものなのだが、つい今、なぜかその記事が消えていることに気がついた。??????????
私は消していないし、ここのところ朝と夜間に一度づつブログを開いていて読み直しさえしていないので、間違って自分で削除したというのもあり得ないのだが・・・????????。謎。不思議。

UPし直すほどの内容ではないのだが、検索をしたらキャッシュが残っていたので再度掲載した。・・・ほんと不思議だ。さっぱりわけがわからない。(ブツブツ・・・)

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テロリストと疑われた人を収監する刑務所、キューバグァンタナモ収容所に入れられ、数年後に釈放された人を取材した番組。

誰もその中を知らないといわれてきたグァンタナモ収容所の様子と、釈放された人の話は冷静に観ていられない衝撃を受けたが、だが、実際の状況はテレビで観た内容の何十倍、何百倍も過酷で残酷だったのではないかと思い、その自分の想像が恐怖をあおった。

取材に応じた人たちは、「あの収容所に入れられていたと世間に知られたら、誰もが自分をテロリストだと思いこむ。疑われてその収容所に入れられることは、永遠にテロリストの烙印を額につけられるということだ」と語っていた。その人たちはみんな知性的で穏やかであったが、だから取材に応じられたのだろう。殆どの人は、一応はテロリストでないことが分かり釈放されていても、もはや社会にも人間関係にも絶望と虚無と憎しみしかなくなっているのではないか、と感じ、そのことを思うと息苦しくなった。

この世の正義の正体が具現していると思った。

本来は物静かで誠実だった若者が、グァンタナモ収容所の拷問の打ち続く暮らしのなかで精神を病み、何年後かに無実とわかって釈放されたが行方がわからなくなり、やがてテロリストとして姿を見せて自爆テロを行う。

まさに、正義とする強力な力のものが、彼をテロリストにつくっていったのだ。



このことは、日本の社会のなかにも同じく在る。殆どの人が気づかないだけだ。

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