2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
下の記事を書いたあと、壊れかけのPCを頼りに事件の検索をしたら、表題の記事に出会った。 http://www.geocities.jp/marebit/oni.html 今は亡き少女と若者を想いながら、『このような記事を捧げた人がいるのだ、よかったなぁ』と思った。この「まれびと」…
2010年の1月が過ぎていこうとしている。夫を狡猾に拉致してそのまま永遠に消えていくつもりだ。1月を行かせてはいけない。拉致されたものを取り戻すことができなくなる。こんな焦りめいた気持ちでいる一方で、ある旅をしたい、という気持ちがおきてきている。…
さきほど花を配達に初老の男性が来られた。下妻市の「ハナ○○」という花店の人である。 犬が騒ぐので出ると、門扉の前にH花店の名前の入った車が停まり、その配達人は伝票をひらひらさせていた。 私が「ハイ」と言いながら近寄ると、配達人は、「○○○○○さんで…
夫の死の日からまもなく二十日になろうとしている。ずうっと夫の死を考えていた。考えたくてそうしていたのではなく、自然に五臓六腑が”あの死”に向くのだった。 日毎に鋭利になっていく私の神経は、夫のあの惨めなかわいそうな死の姿の意味と結果をさぐろう…
夫が永眠した10日、ここ三年ほど(もっとだったか)うちの周りにきていたブチコが事故で死んだ。夫の死を嘆きながらも息子が到着するまで葬儀のことなどで私が対応しなければならなかった。そうした暗くなっていた時刻に車で帰宅する道に、無残な姿のブチコ…
先ほど友人からFAXが。 夫の死の後ブログを非公開にしたので、なにかSさんが思い詰めているようで心配だ、とパソコンを使っている知人から連絡があった、と。 い、いえ、別に思い詰めてとかではないです。感傷的にはなっていて、夫の死以前の自分の日常のな…
■おがえり 夫がいる時、外出する用事のある時、家で留守番してもらうのは立てないのに立とうとして転倒したり、ベッドから落ちるなどの心配があって、たいてい一緒に行った。それでも手紙をポストに入れるだけなどの用事の時は私一人で行くこともあった。 そ…
14日に家族だけの葬儀で夫を見送り、昨日は初七日でした。虚脱状態だった私にかわって、息子がなにもかも滞りなくすすめてくれました。私がやらなくてはいけなかったら、おそらく倒れていたでしょう。夫の死で、私は本当にぎりぎりの極限状態にきていたのだ…
夫が思いもよらない早さで旅立って一週間の夜、龍馬伝が放送されていた。ふと『そういえば今日は日曜日だ、龍馬伝の放送日だ』と思いテレビをつけたのだった。もう終わりに近かった。 どうやら、江戸に向かっているらしい龍馬とお付の侍らしい人と岩崎弥太郎…
さまざまな悔恨が繰り返し寄せてくる。そのたびに痛みのような寒気に打ち震える。 「またそれなりに元気にお正月を迎えられるので嬉しいね」「うん」というような会話を交わして夫は30日の夜ベッドに横になった。その数時間後に一回目の吐血があったのだった…
2010年1月10日、午後12時13分、夫は永眠致しました。医師から、また家に帰れますよ、と言われておりましたので、突然の死への驚愕が強く、また悲しみ、寂しさ、落胆の押し寄せが激しく、ここを開いたもののなにをどのようにご書けばいいのかわからないのです…
夫の容態はあまりよくない。吐血して救急入院してから10日を過ぎたが、まだ熱が続いているのだ。7度8分前後の熱だが、最近の夫の平熱は5度8分前後だったので高熱といっていい高さだ。一昨年から誤嚥性肺炎を繰り返して、抗生剤を多く使っているのでその影響…
夫が家にいて、白地に紺色の縞のあるパジャマを着て、一緒にトマトで作ったケーキを食べているのだった。「おいしいね」と私が言ったら、「うん」と答えた。・・・・・・ここで目が覚めた。それにしても、トマトのケーキなんて食べたことも見たこともないん…
昨日の夕方、病院の玄関で靴をスリッパにはきかえているところに、「Sさんではありませんか」と40代と見える女性から声をかけられた。とっさに思い出せず「えーと・・・」という状態になっていると、「Iです。父が議員の・・・」と言われて思い出した! 選…
これから夫が入院している病院に行くのだが、その前に気を取り直しておきたいので、最近観た徹子の部屋での吉永小百合さんのことを書いておこう。 新年になって「徹子の部屋」で、吉永小百合さんとつるべさんが、映画「おとうと」のことを話しておられた。 …
昨日のお昼前のことである。病室で夫のわきにつきそっていると、廊下をガラガラと寝台を移動させている音がして、「あ、カレーの匂いがする。お昼はカレーなんだね」「あ、ほんとだ、カレーだ」と女性の結構大きな声が聞こえてきた。カレーの匂いが流れてい…
夫はやはり肺炎をおこしてしまった。吐血の際血液が肺にはいった結果のようだ。そして今回の肺炎は、左胸に水もたまっているという。(この説明は正しくない。先生は丁寧に詳しく説明してくださったのだが、私がのみこめずこんな書き方をしている) といって…
観終わって、面白かったという余韻以上に、主人公に強い共感を覚え、『これは本物だ!』と惹き付けられた。 龍馬(福山雅治)の子供時代から青春期までの中で、身分制度の厳しさを描いている。 龍馬は代々の土佐藩の主の墓を守っている武士の父(児玉清)、…
微熱が続き、白血球の数がかなり多く、どこかに潰瘍のようなものがあるようだ。胃ろうの注入口の周りが赤くなってガーゼに血液状のものがつくので、検診の時にそのことは何度かお話していたのだが、そういう単純な傷なのではないのだろう。明日(今日4日)、…
遅ればせながら感想のメモ。 新春のスペシャル「相棒」は、紅葉の美しい晩秋の古都・京都を舞台に、古の歴史を彩った主人公、織田信長、千利休、明智光秀、豊臣秀吉たちの運命をかえたと言い伝えられる茶器が現代に甦り、恐ろしい殺人事件がおこる。 歴史に…